大学受験で資格系学部の種類と将来性

■業務を独占できる資格・能力を保証する資格

最近は資格の学部が人気です。受験生ばかりでなく、社会人も「自分への投資」「キャリアアップ」として資格を目指す人が増えているようです。一方で次々と新しい資格が誕生します。

現代は「資格の時代」です。

資格にはさまざまなものがあります。医師免許のように資格者だけが独占してできる業務が決められているものから、単にその人の能力の保証書のようなものまでさまざまです。その違いの分類基準だけを列挙してみます(大学教育と関連が深いものだけです)。

(1)資格取得方法による分類
①無試験資格=大学で必要な単位を習得すれば資格がとれるもの。
②試験資格=必要な単位習得で得たことで試験の受験資格が得られるもの。

(2)資格の効用による分類
①業務独占資格=資格がある人だけができる業務が法令で定められているもの。
②名称独占資格=業務独占ではないが、有資格者だけが名乗れるもの。
③必置資格=事業所等に必ず一定数以上資格者を配置しなければならないもの。
④任用資格=行政の特定分野の業務の任用に必要となる資格。
⑤検定資格=一定の技術や知識を持っていることの証明。

(3)大学の学部と資格の関係による分類
①限定資格=資格または受験資格が取れる学部が限定されているもの。
②開講資格=資格取得のための科目が開講されていれば可能なもの。
③オープン資格=大学などでの履修科目の条件がないもの。

(4)資格試験の性質による分類
①認定試験=一定のレベルに達していれば合格できるもの。
②競争試験=合格者数が予め決められているもの。

(5)資格の認定主体による分類
①国家資格=法令に基づいて国が与える資格。
②公的資格=省庁の認定した基準に基づき民間団体が与える資格。
③民間資格=企業や業界などの団体が与える資格。

資格の取得しやすさや効力はさまざまですが、いずれの場合でもどこかで「競争」を経なければなりません。競争がどの段階で行われるかの違いです。

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大学受験(入試)の時点か、資格取得試験の時点か、資格取得後の採用やその後か、のどこかで競争が発生します。

例えば医師などの医療系の学部の場合は、大学入学時が最大の競争であり、その後は競争性は低いわけです。教員の場合は、大学入学時では競争性はあまり高くありませんし(教育学部でなければならないわけではありません)、教員免許は所定の単位を習得するだけですが、免許取得後の採用の段階での競争性が高くなります。

大学とは関係のない、短期の通信教育などで取れる資格もありますが(どの時点でも競争性が発生しない)、その場合は資格の効力は低いものとなるでしょう。